みなさんは、ステーキ一枚にどれくらいの金額までなら払えますか？大きさと品種にもよるかと思いますが、たいていの人はせいぜい1万円程度だと答えるのではないでしょうか？ところが、世界で最も高価なステーキともなれば、その程度の金額にとどまりません。必ずしもその大きさゆえに高価なのではなく、むしろ牛の飼育方法によって高価になっているのです。そこで以下では、世界一高価なステーキを取り上げ、一体どういう理由からこれだけの価値が付けられるのかを検証してみましょう！
第1位 A5和牛
和牛の中でも最も希少とされるA5和牛が、世界で最も高価なステーキに見事選ばれました。A5和牛のトマホークステーキともなれば、高級ステーキハウスにて1,000ドルという高値で売られているようです。
我が国日本が世界に誇る和牛は、霜降りの外観と高い脂肪分で有名な牛肉の一種です。和牛の色は、褐色あるいは黒毛が多いですが、まれに赤毛になることもあります。
特にA5等級は、和牛のレベルの中で最も上位にあり、和牛の総生産量の1％未満という貴重さを誇っています。
第2位 神戸牛
神戸牛は、ストリップロインやリブアイなど、1枚349ドル（約13〜15オンス）で販売されることもある高級肉です。
神戸牛は非常に珍しい品種です。A5等級に選ばれるのは兵庫県産の優秀な牛のみで、全世界では毎年約1,000頭という計算になります。多く聞こえるかもしれませんが、これはかなり少ないほうです。だからこそ、神戸牛は値段が高いのです。
ストリップロインであれ、リブロースであれ、フィレであれ、神戸牛の産地は、神戸市が位置する兵庫県です。神戸牛は、独特のDNAを持っていて、それが牛肉の霜降りや脂身に貢献しているといわれています。霜降りや脂身がなければ、神戸牛というブランド肉はこれだけ人気になっていなかったでしょう。
第3位 前沢牛
前沢牛とは、岩手県奥州市前沢に住む人が生産している牛のことです。前沢牛のヒレ肉（8オンス）やリブロース（14オンス）は269ドルで販売されています。
前沢地域の農家は、牛とその飼育環境を徹底的に管理しており、それがおいしさの理由だといわれています。ビール、スコッチ、大豆を中心とした飼料を与え、ホルモン剤も一切使用しません。安全な環境を確保し、狭い場所に押し込むようなことはしません。牛たちが安心して眠れるよう、静かな環境をキープしています。このように、ストレスのない環境で育てられた結果、他の追随を許さないほど、なめらかでやわらかな食感を持つようになるのです。
第4位 飛騨牛
飛騨牛のA5フィレステーキは、8オンスで約199ドルの価格です。この他にも、メダリオン、6オンスのフィレ、8オンスのフィレチップがあり、いずれも119ドル〜149ドルの価格となっています。なので、最も高価なサイズは8オンスのフィレです。
飛騨牛とは、岐阜県内で育てられた和牛のことです。特に飛騨地方では、新鮮な湧き水を利用できるため、肉の風味と柔らかさが引き立つといわれています。農家は飛騨牛を生産するために、最高品質の牛だけを育てていることで知られています。
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